メラニン不足による白髪のメカニズム

白髪になるのはメラニン色素が減ったから

白髪は薄毛や抜け毛と共に、もっともiPS細胞の研究が寄与するであろう分野の1つです。
しかしiPS細胞や幹細胞の研究が進んでいる現代でも、白髪のメカニズムはいまだ解明されていません。
研究機関レベルでも白髪になる理由はよくわかっていませんが、主にメラニン色素が影響しているとされています。

日本人は黒い髪をしていますが、これは頭皮の細胞にある「メラノサイト(色素形成細胞)」が「メラニン色素」を作り出しているからです。
メラニン色素は細胞を黒く染め上げる物質で、紫外線によって刺激されるとシミやソバカスを作る原因とされています。
これが頭皮の中にあって、髪を黒くしていると考えられています。
アングロサクソン系の欧米人の髪が金髪で、肌が白いのは、このメラニン色素が少ないためです。
逆に私たち日本人の肌が彼らほど白くないのはメラニン色素が彼らより多いため。
お肌にあるとシミの原因物質として毛嫌いされるメラニン色素が、頭皮だとすごく大切なものになるわけです。

白髪になるメカニズム

髪の毛が白くなるメカニズムは、メラノサイトの働きがうまく機能しないからです。
健康な若い人の場合、メラノサイトは髪の毛を作り出す毛母細胞の周りでメラニン色素を出し、髪の毛を黒く染め上げています。
髪に色が付かなくなる理由としては、3つのパターンが考えられます。

【1】メラノサイトがなくなる

年をとってくることによってメラノサイトが少なくなったり、髪の毛が生え替わるときに毛乳頭の周りからメラノサイトがいっしょに無くなってしまうことが考えられています。

【2】黒くする酵素が無くなる

メラノサイトがメラニン色素を作り出すときに利用する「チロシナーゼ」という酵素が減少することで、メラノサイトがあっても髪が黒く染まらなくなると考えられています。

【3】メラノサイトが活動しなくなる

年をとることで既存のメラノサイトの活動が衰えたり、病気やストレスによってメラノサイトの活動が止まることが考えられています。

白髪と抜け毛は別物です

このように白髪はメラノサイトの働きが何らかの形で阻害された結果です。
抜け毛や薄毛はまったく別のメカニズムでなるものなので、両方の悩みが若い内から起こることはほとんどありません。
髪の毛を作る機能は衰えているわけではないので安心して下さい。
白髪を過度に気にするよりも髪のボリュームを活かして、積極的におしゃれを楽しむようにしましょう。
こういう時こそ、最新の白髪染めやヘアカラートリートメントが活躍してくれます。